JR御茶ノ水駅から5分で行ける観光スポット 1【湯島聖堂 宥坐之器】

金属製の器の写真
この記事は約2分で読めます。

「水が突然こぼれる器」を湯島聖堂に見に行きます

駅前にある聖橋(ひじりばし)から、すぐそこ。湯島聖堂の練壁が段になって見えています。

聖橋から湯島聖堂を望む写真

湯島聖堂は、儒家の始祖である孔子を祀った霊廟で、大きな孔子像があります。1690年、五代将軍綱吉によって湯島の地に移されました。

その後、昌平坂学問所が開設(1797年)され、日本の学校教育の発祥地とされています。

聖門の写真
湯島聖堂の聖門(ここからも入れます)

橋を渡ると聖門が、そのちょっと先に西門があります。

西門の写真
湯島聖堂の西門

西門から大成殿(たいせいでん)へは、ほぼほぼ平坦ですから、こちらから入ることに。

西門にある表示板の写真
西門から入ってすぐの杏壇門前の写真
大成殿に入る杏壇門の前

野鳥の声が聞こえ、落葉した木々を小鳥が飛び回っているのに気づかされます。

杏壇門脇の合格祈願絵馬の写真
たくさんの合格祈願絵馬が

受験生が納めたたくさんの合格絵馬。がんばれ、受験生!

杏壇門前から西門を振り返った写真
西門をふり返る

敷地内のあちこちに、大きな木が生えています。

杏壇門からのぞき見える大成殿の写真
杏壇門の向こうに大成殿が見えます

さっそく、大成殿の中庭へ

中庭から見た大成殿の写真
大成殿(孔子廟)

厳かな空気の中に、古代の中国を感じさせる建物。その昔、心躍らせたカンフー映画の一場面、そんな懐かしさを感じます。

杏壇門の脇にある宥座の器
杏壇門の脇にある宥坐之器

あっ、ありました。

宥坐之器(ゆうざのき)

宥坐之器とは、すぐ傍らにおいて自分自身の戒めとする器のことで、6500年前に中国の古代人がつくったものが原型だとか。

「虚なればすなわち傾き、中なればすなわち正しく、満つればすなわち覆る」

中庸の徳を教える器です。

宥座之器の全景写真
空の金属製の器がやや傾いている写真

何も入っていないときは、器が少し傾いています。

水を注ぎ始めた写真

ちょろちょろ水を入れていくと

水が入り垂直に立ってきた器の写真

器がまっすぐに立ってきました。

立ってきた器の写真

こんな感じ。ずしっと収まったような、安定感があるような。

更に水を注ぐ写真

もう少し入れてみましょう。

八分目まで水の入った器の写真

だんだん大胆に…

突然傾いて水がこぼれ出す器の写真

突然、器がひっくり返って

こぼれきった器の写真

こぼれ切って

空になった器の写真

結局、元通り。

佇む宥坐之器の写真

湯島聖堂で、中庸の徳を体感しませんか。

タイトルとURLをコピーしました