孔子像へ
宥坐之器で中庸の徳を感じた後は、孔子像を訪ねます。
杏壇門を出て、目の前の階段を下りましょう。


湯島聖堂は、江戸時代から何度も火災にあい、大成殿などが再建されています。
この入徳門は関東大震災でも残り、第2次大戦の空襲でも一部の被害ですんだようです。


見上げるほど大きく、立派な銅像です。
孔子は、約2500年前の中国の春秋時代に活動していた儒教の創始者です。故郷は、現在の山東省の曲阜(きょくふ)という場所です。曲阜は「曲がった丘」という意味で、魯国の都だったそうです。

孔子像の手前に楷(かい)の木があります。
この楷樹は、曲阜ある孔子の墓所に植えられている木で、枝や葉が整然としているため書道の楷書(かいしょ)の語源となったといわれています。
大正時代に曲阜から種子を取り寄せ、苗木をつくりこの地に植えたと立札に書いてあります。牧野富太郎博士は、この楷を孔子木と名付けたとのこと。

御朱印をもらいに
孔子像と楷樹を後にして、仰高門に来ました。
本来は、この仰高門を通って孔子像へ行くのが普通のルートでしょう。今回は西門から逆ルートで巡っています。



貼り紙があります。
何かの注意喚起かな?と思って近づいてみると
「記念品 御朱印など こちらの会館にて 扱っています」
ということでした。安心して(勇気を出して)扉を引いて中へ。



御朱印帳を持ってこなかったので、そのまま書いていただきました。ちなみに500円です。

ここから秋葉原駅までは歩いてちょっとなので、散歩がてら歩くことにしました。