夏の夜の夢、変わりゆく街の一角で

ブロックの上の命の写真
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いつものワンコの散歩道、今日は曇りで日差しも緩い。

ぬるい風に吹かれてお散歩です。

セミちゃんセットをミッケ

あちらこちらで、長らく空き地だったところが宅地化されて、数軒の住宅が建築中です。

そんな一角に、セミちゃんセットを見つけました。

いつも目にするのは抜け殻ばかり。本体とセットなのは珍しいです^^

アブラゼミと抜け殻の写真
脱ぎたてホヤホヤ

すぐ近くの公園では、生い茂った木々にワンサとセミがついて、うるさいぐらいに鳴きちらしています。

そっちじゃなくて、宅地から出てくるあたり、ちょっと変わってる…

キライじゃないです。そういうトコロ^^

アブラゼミの一生

気になったので、調べてみました。

アブラゼミは、夏の終わりに木の枝に100個以上の卵を生みます。

翌年の初夏、幼虫が生まれ、地に落ち、自力で地中に潜ります。ここから長い地中生活の始まりです。

根から樹液を吸いながら、5〜7年間

地中で4〜5回の脱皮をして、幼虫が大きくなっていきます(サナギにはなりません)。

成長した幼虫は、真夏の夜に地上へと這い出てきます。木などに登って、背中が割れて、最後の脱皮(羽化)をして成虫になります。

成虫での寿命は1〜3週間程度。オスは「ジジジジジ…」と鳴いてメスを呼びます。

この「ジジジジジ……」という、油がはねるような、揚げ物をしているような鳴き声が「アブラゼミ」という名前の由来だとか。

交尾したメスは木の枝に産卵し、その一生を終えます。

アブラゼミと抜け殻
羽化直後

セミちゃん危機一髪!

もし、重機で掘り起こされたり、上に資材を置かれたりしていたら、這い出てこれなくなります。

そう考えると、急な土地開発によって出られなかったセミたち、けっこういるのかもしれません。

せっかく大人になったのですから、恋のお相手を探しに羽ばたいていくことでしょう!

アブラゼミと抜け殻のアップ写真

2025年8月

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