海老名城趾を見つけられたので、次なる目的地である「酒造」を目指すことにしました。
まぁ、しばらくスイスイしてから地図を見ればよいでしょう。いい天気ですし。
そこにあるんか?有鹿神社
のんびり進んでいくと、カーブしている道の先、立派な鳥居が見えました!

鳥居をくぐると、右に手水舎があり、左に鐘楼がある。
鐘があるんか?
お寺で鐘はよく見るけれど、神社では珍しい?
だけど、そういうこともあるか。
そう、ここは有鹿(あるか)神社 ^^
相模国(神奈川県)最古の神社です。
有鹿神社公式サイトの「御由緒・御寶物」のページから以下、引用します。(太字は筆者)
「応永23年(1416)、海老名備中守持季(出家の後、宝樹沙弥)は社殿を修理し、宮鐘を奉献した。しかし、室町の二度にわたる兵乱の災を蒙り、海老名氏は滅亡し、有鹿神社も美麗な社殿をはじめことごとく灰燼に帰し、広大な社領も略奪された。」
なるほど、千年前に鐘はある!か。
検索に役立つAIである パープレキシティAIに、鐘について聞いてみました。
- 宮鐘(みやがね) : 神社で使用される釣り鐘で、神道儀式や時報などに用いられる。
- 梵鐘(ぼんしょう): 仏教寺院で使用される釣り鐘で、仏事や法要に使われる。
鐘に違いがあったとは…

鐘楼の足元に貼り紙が…

一人一回はついて良い、のかな?
せっかくですから、つかせていただきましょう^^

一回だけなので、鐘を打ち抜くイメージで…
ごうぉぉぉ〜〜ん……
晴れた冬空に 響く余韻が 心地よい
いい音色です。
初めての三川公園
神社を出発し、左に相模川の存在を感じつつ住宅街を進んでいくと、公園の入口にたどり着きました。
相模三川公園(さがみ さんせん こうえん)
ここから少し上流の適当なところで右へ向かえば、酒造に近づく…。そんな気がする。

今日は、小春日和のおだやかな平日で、駐車場は空いています。

公衆トイレとシェアサイクルは相性がよい。

ここには自然観察園あり、芝生の広場あり、パークゴルフやグラウンドもあるという。
ちびっ子達を連れて、お弁当持って、のんびり過ごすのに最適じゃないですか!

「三川」とは、相模川・中津川・小鮎川の3つらしい。その合流点がちょっと下流にある。
川の向こうには丹沢山塊がひかえています。大山山頂からこの公園が見えるハズ。

訪れた時期はまだ冬。
係の方たちが花の苗を植えたり、資材を運んだりで春に向けて整備をしているようでした。

のんびり進んで行くと公園の端で太めの道路に行き当たりました。
(これは国道246号線で、右方向が酒造への近道…と後で知ることになる)

ここで地図を見ればよかったのですが、もう少し川沿いを走りたい気持ちが勝り、橋の下を抜けて公園を出ていくことにしました。行けそうな感じがしたので…
しかし、この先、期待したような道はありませんでした。車道に出て、川沿いに戻って、なんて感じで。

左が川で、右手はけっこう広い枯れ野原。自転車一台が通れる道が続きます。
日が暮れたら、これ絶対コワイやつ〜♪
このままどこかに抜けられるのか? それとも、どん詰まりなのか…?
結局、誰とも出くわさず、突然車道に出れました。スマホで確認すると、随分と行き過ぎていたようで戻らなきゃいけない。
とはいえ、同じ道は行きたくない。車に気をつけて、ちょくちょく止まってスマホを確認しながら走ります。
途中、四ツ谷渡船場道という石碑でパチリ。

江戸幕府は、防衛のために大きな川には橋を架けなかったので、渡し船が交通手段として重要だったそうです。
大山詣りに行く江戸っ子たちもこの風景を見たのでしょうか。

この渡船場は、上流に橋ができて昭和34年に廃止されたそうです。(けっこう最近に感じるのは齢のせい?)
やっと、酒造が見えた!
その後も、道行く人に道を聞いたりなんかして、やっと酒造が見えました!

手前に広がるは、酒米の田んぼです。
この泉橋酒造は、近隣の田んぼで酒米を減農薬栽培、そして醸造までを一貫して行う「栽培醸造蔵」だそう。
「酒造りは、米作りから」
ドローンからの空撮で、稲の生育状況のデータを収集し、肥料を施す場所を決めたりしているとのこと。
ハイテクです!

第1駐車場からだと裏から入れるのですが、せっかくなので正面から。


真ん中にドーンとあるのが直営ショップ酒友館で、今回の「真の目的地」です。(*追記あり)

ト・モ・ダ・チ に会える!

右奥は冷蔵庫。周りには、お酒にグラスに酒粕に。いろいろ見てると楽しくなります。

もちろん、今回は軽車両なので呑みません。
その分、家に帰って呑みますよ〜!

小さなビンは、80代の両親に土産として。
以前、たまたまプレゼントしたら、旨いし、量がちょうど良いしで、とても好評で^^

これ、自分用^^ ちょい甘めの微発泡が良いんです。

これは家族への土産。ノンアルコールのあまざけ。

純米酒の酒粕。これをお湯に溶いても甘酒になる(自分用)。

酒造から海老名駅までは自転車で10分ほどの距離。道もシンプルです。
小春日和の中、自転車でのんびりできて、お土産も手に入れて、満足^^。
ハローサイクリングの料金は800円也のカード払い(クーポン130円使用)。
使用時間は、2時間ちょっと。全部メールでお知らせが来ました。
ちょくちょく泉橋酒造には来るので、今度は別方面を回るポタリングに行きたいと思います。
追記 新しいト・モ・ダ・チ
2025年3月から、直営ショップ酒友館がリニューアルしたそうです!
日本酒は、単品グラスはもちろんのこと、飲み比べ(3種)などいろいろ。その他、ビールや甘酒ドリンク、自家製ジンジャーエールもあるとか。フードは、米粉ピザやいろいろなサケのアテ。
日本酒試飲サーバーは、10ml×3杯分で合計 110円とのこと。
また、今度ゼッタイ行きます!
【泉橋酒造 酒友館】
- 住所:神奈川県海老名市下今泉5-5-1
- 営業時間:10:00~18:00
- 営業日:無休(但しお盆期間と年末年始を除く)
- 駐車場:18台(第1&2駐車場併せて)
訪問日:2025年2月